【言語文化・古典探究】格助詞 ~の~ 解説と練習問題(PDFダウンロード可能)

古典文法

格助詞「ば」の基本的な知識、識別方法などをわかりやすく解説しています。また、識別の練習問題を無料でダウンロードすることができます!

格助詞とは

体言(名詞)に接続し、主語や目的語など文中での役割を明確にする助詞を「格助詞」と呼びます。

「が・の・を・に・へ」などの種類があります。

ほとんどが、現在の助詞と同じ訳し方ですが、異なるものや、複数の意味があるものもあるので、

訳し方や識別の方法を覚える必要があります。

格助詞「の」の基本知識

格助詞「の」には①主格、②連体格、③同格、④代用、⑤連用格の5つの意味があり、

「の」の五用法 と呼ばれたりします。

主格「~が」 …接続している語が「主語」であることを断定する役割

例①)白玉か何ぞと人問ひしとき露と答へて消えなましものを (伊勢物語)

(光っているものは)白玉(真珠)か何かと人が問うたとき、露だと答えて消えてしまいたかったのに

連体格「~の」 …「の」の下にある体言(名詞)を修飾する役割

例②)上・中・下、酔ひ飽きて、いとあやしく、潮海ほとりにて、あざれあへり。 (土佐日記)

身分が高い人も、中流の人も、低い人も、みな酔っぱらって、とても不思議なことに、海のそばでふざけあっている。

同格「~で」 …前の名詞と後ろの名詞が同じ対象を指していることを示す役割

例③)白き鳥嘴と脚と赤き、鴫の大きさなる、水の上に遊びつつ、魚を食ふ。(伊勢物語)

白い鳥で嘴と脚とが赤く、鴫の大きさの鳥が、水の上で遊びながら、魚を食う。

※ 「同格」は体言や連体形に接続し、下に連体形が続くのがほとんど

代用(準体言)「~のもの」 …体言(こと、もの)を省略したもので、体言の役割

例④)草の花は、なでしこ。唐はさらなり、大和のもいとめでたし。(枕草子)

草花は、なでしこが良い。唐なでしこはいうまでもなく、大和の(=なでしこ)も大層立派だ。

連用格「~のように」 …比喩的な意味を表す役割

例⑤)世になく清らなる玉男皇子さへ生まれ給ひぬ。(源氏物語)

世にいないほど清らかで美しい玉のような皇子までもがお生まれになった。

↓ 基本的な文法事項をまとめたプリントです。(復習などに使ってください。)

古典文法 格助詞 「の」

「の」の識別

格助詞「の」には、「主格」、「連体格」、「同格」、「代用」、「連用格」の5つの用法があり識別の必要があります。

「の」の識別は文脈で判断し、

「〜が」と訳す ⇒ 主格

「〜の」と訳す ⇒ 連体格 

「〜で」と訳す ⇒ 同格

「〜のもの」と訳す ⇒ 代用(準体言)

「〜ように」と訳す ⇒ 連用格 

練習問題(PDFダウンロード可能)

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格助詞「の」の識別 練習問題①

格助詞「の」の識別 練習問題②

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