受身・可能・自発・尊敬の助動詞「る・らる」の基本的な活用、識別の仕方をわかりやすく解説しています。また、識別の練習問題を無料でダウンロードすることができます!
助動詞「る・らる」の基本知識
助動詞「る・らる」は①受身、②可能、③自発、④尊敬の4つの意味があり、
「ジカジュソン」と語呂で覚えます。
「る」は四段・ナ変・ラ変の未然形接続、「らる」は四段・ナ変・ラ変以外の未然形接続になります。
①受身「~れる、~される」 … 前に「に」という受身の動作の主体がある。
例①)物に襲おそはるる心地して、驚おどろき給へれば、火も消えにけり。(源氏物語)
②可能 「~れる、~られる」 … 後に打消の語や反語表現を伴って不可能の意味を表す。
※ 打消の語・・・助動詞(ず・じ・まじ)、接続助詞(で)
反語(「そんなはずはない」と否定するような表現方法)・助詞(か・や)
例②)夜一夜、寝も寝られず、悲しうおぼえければ、かく詠みたりける。(大和物語)
③自発 「~れる、~られる」 … 心情や知覚を表す動詞(思ふ、恥づ、など)に付いている。
例③)みじく思ひ嘆かるれど、いかがわせむ。(更級日記)
④尊敬「~なされる、~になる」 … 主語が位の高い人物。又は尊敬語に付属している。
例④)繕ふべき所、所の預かり、今加へたる家司などに仰せらる。(源氏物語)
↓ 基本的な文法事項をまとめたプリントです。(復習などに使ってください。)
「る・らる」の識別
「る・らる」は4つ意味があるため、その言葉が何の意味になるのかを判断(識別)する必要があります。
識別の方法としては それぞれの意味の確認 と 特徴的な語をヒントにする 2パターンあります。
順番として 尊敬→自発→可能→受身 の順で識別することをおススメします!
①文脈や前後から敬意を払う相手がいたり、尊敬語に付属している場合は迷わず「尊敬」
例④の「仰せる」は尊敬語で「おっしゃる」を意味するため「尊敬」だとわかります。
↓
②思ふ、恥づ、考ふ、見る、などの自発動詞(意識せずにしてしまう動作:暗記)が上に接続している場合は「自発」
例③「嘆く」は自発動詞になるため「自発」と判断することができます。
↓
③下に打消しの語があれば「可能」。(打消の語がなく可能を表す場合もあります。)
例②で「寝られず」の「ず」は打消の助動詞なので「可能」で不可能だとわかります。
↓
④上に「~に」という表現があれば「受身」
例②だと「物に」と書かれているため、「受身」と判断することができます。
ただし、例外もあるので意味を確認し、違和感がないかどうか見るようにしてください。
練習問題(PDF)
助動詞「る・らる」の練習問題です。
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助動詞「る・らる」 練習問題 識別②
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